日本の「おもてなし精神」の裏の顔
1週間の終わりの夜。
いつもならビールのためにとっておきのおつまみを作り、撮りためたテレビ番組を見る時間。
しかしながら明日は休日出勤なのだ。
まったくときめかない金曜の夜である。
いい加減、「週末は誰も働いてないから誰が何を言ってもダメだよ」という暗黙の了解をしてほしいものだ。
先日寄ったコンビニで交通事故を目撃した。
私はその場に20分ほど滞在していたのだが、車同士が事故をして、片方の当事者が110番通報したところも見ていた。
ちょうど朝の通勤ラッシュの時間帯で、道は渋滞していた。
10分くらいたった頃だろうか。
事故をした人は、再び警察に電話をかけ「まだですか?早くしてほしいんですけど」と言っている。
道は見てわかるほどに大渋滞。
宅配ピザじゃあるまいし、自分が起こした事故の処理を急かすとは…
あきれてしまった出来事だった。
行政はサービス業であってサービス業でない。
顧客ではなくて、全体の奉仕者だからだ。
それを個人の利益のために無償で頑張ってくれるものだと勘違いしている人が多いように思う。
税金を払っているから…は全くお門違いである。
私には日本の「おもてなし精神」の裏の顔のような気がしてならない。
交通安全強化期間みたいなやつらしく、ここ数日やたらパトカーや白バイを見るので、ふと思い出した次第である。
皆さん、交通事故には気を付けましょう。